最近、この辺りで3階建てくらいまでのアパートや賃貸マンション
らしき建物が多数建設されているのを見かけます。
また、大きな敷地を分筆して、いくつかの建て売り住宅にして売り出している
場所も同時に良く見かけます。
そういったモノに変わっていく理由は様々と思いますが、やはりもっとも大きな理由は
【相続税基礎控除額】の引き下げなんだろうな~と想像しています。
一概には言えませんが、法定相続人が3人の場合概算で3000万円くらい基礎控除が減りますから
その分実質相続税課税資産が増えることになります。
この差は確かに大きいだろうな~と思います。
ただ、FPとしては安易に借入金でアパートを建て、課税資産を圧縮する方法は大きなリスクがあり、全く
お勧めできないと思っています。
人口減が顕著な我が国では、住宅は余っています。また、今は新品でも10年もたてば、りっぱなお古です。
入居者が予定通りとなる確率はどんどん下がります。
その方法より、資産額によりますが生命保険金の方が、よっぽど現実的で変化に強く、ポータビリティーに富んでいると
思います。
保険金受取人の指定は、故人の意志として遺言に準じた扱いとなりますから、確実性が高いと言えます。
ですから、特別な遺言を作らなくとも遺贈できます(受取人変更は費用はかかりませんし・・・)。
評価額圧縮より、実質納税額を準備していき、シンプルに相続させる【スマート相続】が、これからの方法と確信しています。