本日(3/14)の日経新聞朝刊2面に興味深い記事が出ています。
表題は【生保・銀行 顧客置き去り】です。

日本では金融機関を通じて様々な金融(商品)のアドバイスを受けることが
当たり前です。が、その当たり前のアドバイスが誰のためのアドバイスなのかを
改めて考えさせられる記事です。
当社にご相談に来られる方の内容にも、金融機関で勧められた(既に購入した)商品に関する
事が非常に多くなっています。
その大半は、そもそも商品内容(特に商品リスク)に関してほぼ理解しておらず、その結果
(評価損失発生等の)現状に大きな不安感を持っていると言う状態です。

あくまで個人的な感想ですが、金融機関ではそもそも販売したい金融商品が予め決められていて
それを顧客ニーズを無視して、一律に顧客に販売していく手法が相変わらず蔓延していると思います。

結果、損失(実損、評価損に関わらず)が発生してくるとトラブルが表面化するという、金融機関では
古くて新しい問題が未だに改善されず発生し続けていると思います。

単純な解決方法はありませんが、『歴史ある金融機関なので損失が出るような商品を勧めない・・・』
と言うような、客観的根拠のない期待は持つべきではないと思います。

あくまでも個人的な意見です。